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賃金の意味・原則

最低賃金はどのように計算するのか?

労働者の生存権の保障の観点から,最低賃金という制度が設けられていますが,これはどのように計算すればよいのでしょうか。ここでは,この最低賃金はどのように計算すればよいのかについて,東京 多摩 立川の弁護士がご説明いたします。

最低賃金

日本国憲法第25条は,国民に生存権を保障しています。この生存権を実質的に保障するために,最低賃金法(最賃法)では,労働者の賃金の最低限度の基準を定めています。この制度のことを「最低賃金」といいます。

最低賃金は,都道府県ごとに具体的な金額が定められていますが,この最低賃金に違反する賃金額は無効です。

したがって,最低賃金よりも低額な賃金しか支払われていない場合,労働者は,最低賃金金額と実際に支払われている金額の差額を支払うように,使用者に対して請求することができます。

もっとも,前提として,ご自身に支払われている金額が,最低賃金未満であるのかどうかということを確認しておく必要があることは言うまでもないでしょう。

この最低賃金かどうかを確認するためには,最低賃金の計算方法を理解しておく必要があります。

>> 最低賃金とは?

最低賃金計算の基礎賃金

最低賃金を計算する場合,その前提として,所定の時給額,日給額,月給額等を確認しておく必要があります。

もっとも,この最低賃金計算の基礎となる賃金の金額は,実際に使用者・会社から支給されている金額とは限りません。

最低賃金計算の基礎となる賃金の金額には,一定の名目の賃金は含まれないとされています。具体的には,以下の金銭が除外されることになります。

  1. 家族手当,通勤手当,精勤手当
  2. 臨時に支払われる賃金
  3. 1月を超える期間ごとに支払われる賃金
  4. 所定時間外労働に対して支払われる所定時間外労働手当
  5. 所定休日労働に対して支払われる所定休日手当
  6. 所定労働時間内に行われる深夜労働に対して支払われる深夜手当

時給制の場合

最低賃金は,時間ごとに基準が設けられています。すなわち,1時間当たり●●円というように基準が設けられているといことです。

たとえば,東京都の最低賃金は,1時間当たり850円とされています(平成25年6月23日現在)。

したがって,時給制の場合には,特に計算方法を考える必要はありません。

最低賃金未満かどうかは,1時間当たりの時給額と各都道府県ごとの最低賃金額とを比較すればよいだけです。

日給制の場合

日給制の場合には,基本的に,以下の計算方法によって最低賃金を計算します。

  • 日給額 ÷ 1日の所定労働時間 ≧ 最低賃金額

※なお,特定(産業別)最低賃金において,日額が定められている場合には,実際に支払われた日給額と,特定(産業別)最低賃金における日額とを比較することになります。

月給制の場合

月給制の場合には,以下の計算方法によって最低賃金を計算します。

  • 月給額 ÷ 1か月当たりの平均所定労働時間

1か月当たりの平均所定労働時間

上記のとおり,月給制の場合の最低賃金を算定するためには,まず,1か月当たりの平均所定労働時間を算出しておく必要があります。

1か月当たりの平均所定労働時間は,1年を基準として算定します。具体的には,1年間の所定労働日数に1日の所定労働時間を乗じ,それを12で割ることによって算出します。

1年間の所定労働日数 × 1日の所定労働時間数 ÷ 12

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