未払い割増賃金は,所定賃金から除外賃金を差し引いた金額を基礎として計算されます。この除外賃金には,住宅手当が含まれるとされていますが,ここでいう除外賃金となる住宅手当とは何なのでしょうか?ここでは,除外賃金となる住宅手当について考えます。
除外賃金となる住宅手当とは?
割増賃金は,所定賃金から除外賃金を控除した金額を基礎として算定されます。この除外賃金は,労働基準法施行規則第21条によって明示されていますが,その中の1つに「住宅手当」が挙げられています。
ここでいう除外賃金となる住宅手当とは,住宅に関する費用に応じて算定される賃金のことをいいます。
住宅にかかる費用に応じて支払われるものがここでいう除外賃金となる住宅手当ですから,住宅にかかる費用に応じて支払われるわけではない住宅手当,つまり,労働者全体に対して一律に支払われる住宅手当などは除外賃金には当たらないということになります。
また,当然のことですが,そもそも賃金とはいえないような住宅手当は除外賃金には当たりません。例えば,家を新築した場合にだけご祝儀として支払われるようなものは賃金とはいえないでしょう。したがって,当然除外賃金にも当たりません。










