未払い割増賃金を計算するには,まず基礎賃金を算定しなければなりません。この基礎賃金の計算から除外されることになる賃金,すなわち除外賃金とは何なのでしょうか?ここでは,除外賃金について考えます。
除外賃金とは?
残業代などの割増賃金は,基礎賃金を一定の割合で割増して計算します。ただし,所定賃金のすべてが基礎賃金として認められるわけではありません。
使用者から支払われている所定賃金のうちでも,一定の賃金は基礎賃金に含めることができないものとされています。この基礎賃金から除かれてしまう賃金のことを「除外賃金」と呼んでいます。
ただし,就業規則などで,上記の除外賃金に当たる賃金についても基礎賃金に含める旨の定めを設けることは,当然に許されます。
除外賃金となるもの
除外賃金となる賃金は,労働基準法施行規則第21条によって明確に定められています。これらは制限列挙,つまり,具体例ではなく,上記条文に定められているものの他は除外することが出来ないということです。
労働基準法施行規則第21条に定められている除外賃金は,以下のとおりです。
- 家族手当
- 通勤手当
- 別居手当
- 子女教育手当
- 住宅手当
- 臨時に支払われた賃金
- 1か月を超える期間ごとに支払われる賃金










