未払い割増賃金は,所定賃金から除外賃金を差し引いた金額を基礎として計算されます。この除外賃金には,別居手当が含まれるとされていますが,ここでいう除外賃金となる別居手当とは何なのでしょうか?ここでは,除外賃金となる別居手当について考えます。
除外賃金となる別居手当とは?
割増賃金は,所定賃金から除外賃金を控除した金額を基礎として算定されます。この除外賃金は,労働基準法施行規則第21条によって明示されていますが,その中の1つに「別居手当」が挙げられています。
ここでいう除外賃金となる別居手当とは,労働者が勤務の都合によって家族との別居を余儀なくされた場合に支払われる給付のことをいいます。
具体的に言うと,単身赴任の場合などが挙げられます。いわゆる,「単身赴任手当」などがその代表的な例でしょう。
なお,上記のような勤務の都合による給付でないもの,例えば,夫婦関係の悪化などによる別居の場合が一応問題となりますが,このような場合には,そもそも別居手当は支払われないのが通常でしょうから,あまり問題となることはないと思われます。










